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ピンクリボンNEWS japan 11号(vol.4 no.1)

 

入浴着「バスタイムカバー」モニターアンケートについて

 

バスタイムカバーJ.POSHは乳がん手術経験者の方が傷あとを気にせずに入浴できるように、衛生面などに配慮して作られたバスタイムカバーのモニターを募集しました。現在モニターアンケートがほぼ返送されてきています。

 

同商品は市販されているものの、まだまだ認知度が低く、使用者の声も広く伝わっておらず、評価が難しいものでした。J.POSHとしても一度、優れている点や改善希望だけでなく、いろいろな使用方法についてのアイデアも合わせて確認しようとモニターを募りました。

 

モニターの方には、カバーの使い方や着用の感想、お風呂以外での活用方法についてアンケートをお願いし、バスタイムカバー装着については11名が「人目を気にせず入浴できる」とした一方、14名が「人目を引き易い」と回答。バスタイムカバーの良い点として22名が「着け心地がよい」、改善点として11名が「着用の仕方がわかりにくい」を挙げています。また、全体の感想として、バスタイムカバーの認知度がアップし、使用できる施設が広がって欲しいとの声が多くよせられました。

 

バスタイムカバーは、手術痕をやさしく隠して入浴できる専用の入浴着で、着用したままご入浴でき、着用者とまわりの方々の双方の視線に配慮して作られたものです。

 

※バスタイムカバー 仕様

■素材:ナイロン69% ポリウレタン31%

■サイズ:2サイズ(M-L: 68〜83㎝、2L-3L: 84〜98㎝)

■製造元:株式会社ブライトアイズ

 

詳細な質問項目と回答結果は以下の通りです。

 

アンケートの内容

A.バスタイムカバー着用時のご感想

B.バスタイムカバー利用の際の状況

  1.家風呂での入浴時

  2.温泉、銭湯などの大浴場での入浴時

  3.その他の浴場での入浴時

  4.入浴以外での利用について

   上記B-1〜B-4、①利用したor利用しなかった、②ひとり入浴or家族での入浴、③感想

C.バスタイムカバー全体のご意見、ご感想、利用方法、アイデアについて

 

質問A バスタイムカバー着用時のご感想

 

◎バスタイムカバー自体の優れている点

 ・つけ心地が良い 22名

 ・すぐに乾く 13名

 ・色が自然 12名

☆バスタイムカバー自体の改善希望点

 ・着用の仕方がわかりにくい 11名

 ・切除した方としない方で凸凹がでる 7名

 ・紐の乾きが悪い 6名

◎バスタイムカバー装着時の優れている点

 ・人目を気にせず入浴できる 11名

 ・同浴者に傷を見せず、相手が気を遣うことが避けられる 3名

 ・自分で傷口を見なくて済む 2名

☆バスタイムカバー装着時の改善希望点

 ・人目を引きやすい 14名

 

質問Aをみると、バスタイムカバー自体は、乾きやすく着け心地が良いと概ね好評でしたが、紐が本体に比べると乾きにくい、紐の結び方に迷った、切除した方としない方で凸凹がでるなど、改良が必要とする指摘もあり、また、色や形のバリエーションが欲しいという要望もありました。バスタイムカバーを着用することに関しては、人目に対する精神的負担が軽減された、自分が直接に傷を見なくて済むので気分的に大変楽になったなど、積極的に入浴を楽しめるようになったという感想がありました。一方で、カバーを着用することで逆に注目を浴びてしまう、着けても着けていなくても好奇の目で見られることに変わりない、それなら着けた方がいいかとも思うといった感想もあり、個人差を感じさせられました。

 

質問B バスタイムカバー試用の際の状況 ※回答者数70名

 

1.家風呂での入浴時試用 41名

  内 同浴者あり(姉、娘、幼児) 7名

   ※モニターのため家風呂で試用もあり、通常利用者数とは違うと思われます。

2.温泉、銭湯などの大浴場での入浴時試用 29名

  内 同浴者あり(母、義母、夫、子供、嫁、友人) 15名

 その他の浴場での入浴時試用 5名

  内 同浴者あり 2名

 

友人や家族と入浴された時の感想としては、同浴者から傷跡が直接見えないので気兼ねなく入浴できたと言われたとの報告もありました。入浴以外の利用方法も寄せられています。

 

質問B-4 入浴以外での利用について

☆エステ・オイルマッサージでの利用

 ・施術者が気を遣わずに済む

☆乳がん診療時に利用

 ・ブラジャーを外す手間が無く楽だった

 ・つけたままCTが撮れた

 

質問C バスタイムカバー全体のご意見、ご感想、利用方法、アイデアについて

 

質問Cには多くのご意見、ご提案がありました。一番多かったのは、バスタイムカバーの認知度と理解度のアップです。一般の方、入浴施設、行政機関、乳がんサバイバーの方々など、まだまだバスタイムカバーの存在が知られていません。J.POSHもアンケートでいただいたご提案を検討し、各方面への認知度・理解度アップに繋げる活動を考えています。以下、いただいた提案や利用方法のアイデアをご紹介します。

 

使用環境への提案

■着用について、入浴施設に簡単に説明できるカードのような物があればよい

■一般の入浴者の理解を求めるためのバスタイムカバーのポスター設置

■乳がん患者さんへの認知度をあげるため、各病院にバスタイムカバーのチラシを

 配布する利用方法へのアイデアバスタイムカバーの紐は、カバー本体の中に隠せるようにする

 

文責:認定NPO法人J.POSH